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加湿機はどちらをお使いですか

 毎日、寒い日が続き部屋の暖房が欠かせませんが、加湿機はお使いですか? 湿度が40%を割り込んでくるとウイルスが活発化すると言われています。コロナウィルスも同様で感染防止には適度の湿度は必要です。また風邪にかかりやすい季節でもあるので、加湿することで健康を維持することにつながります。

 加湿器には大きく分類するとスチーム式(加熱型)と超音波式があります。スチーム式は水を加熱して湯気を出すことで加湿するので、沸騰したお湯を想像していただければわかりやすいと思います。他方、超音波式は水槽内にある振動子によって超音波振動を起こして水を細かく破砕し、霧状の水滴をファンで吹き出すというものです。沸騰させないためタンク内にカビや細菌が入っている場合は、それらも一緒に空気中に放出されます。最悪、加湿器病といった肺の病気などになると指摘されています。そのため大手電気メーカーは約10年前から超音波式加湿器の製造から撤退しています。

 しかし使い方によっては健康に危険性を孕んでいるにもかかわらず超音波式は依然として人気があるようです。というのは、スチーム式と比較して消費電力が低く、デザイン性が高く、安価で手軽なことが決め手になっていると言われています。若い世代には種類が豊富、デザインよし、コスパよしが魅力的に感じるのでしょう。

 超音波式を使うにあたっては、面倒ですが使用後は毎回タンク内を洗い水を替える、可能な範囲で噴射口の水滴を拭き取ったりアルコール除菌を行うなどの対策をお勧めします。またシーズン後は本体・タンクともに洗浄し、きちんと乾かして次季に備えておくと安心です。安価で済むことは望ましいことですが、十分に説明書を読んでデメリット要素をこまめな配慮で排除して活用してほしいものです。手入れはスチーム式の方が簡単です。定期的にクエン酸洗浄するだけですから電気ポットの手入れとほぼ同じです。

 なお快適に過ごせる適正湿度は40~60%です。夜間は70%を超える日もあるので、気象庁などの湿度予報を目安に上手に使うようにしましょう。

                    エンタプライズ発信~メールマガジン【№117】 2021. 1 より引用