マウスピース矯正
■ マウスピース矯正とは

歯列矯正治療と言えば、ワイヤーの針金をつけて歯を動かすのが一般的ですが、当院においては、ワイヤーを使わないで、透明なマウスピース(クリアライナー)による歯の移動により、歯列矯正治療を行うこともできます。この治療方法は、すべての患者さんに適応できるわけではありませんが、前歯だけキレイにしたいといった、見た目重視の歯並び治療を希望する患者さんにとっては、画期的な治療法なのです。
■ マウスピース矯正のメリット
- 透明感があり、装着していても目立ちませんのでお仕事をされている方でも気になりません。
- 摂食や清掃時に取り外し可能なため、治療中、口腔および歯周組織の健康が維持されます。
- 矯正装置の装着による不快感が軽減されます。
一方、デメリットとしては、患者さんがきちんと装着し続けなければ、正しく動かないので、患者さんの協力度で、治療の成功が左右されることや、根本的な噛み合わせの治療として、奥歯を大きく動かすことができないので、全ての患者さんに適応される治療方法ではないことです。
■ 治療例
35歳、女性、治療期間:6ヶ月、クリアアライナーのステップ数:4回
治療前

治療後

20歳、女性、治療期間:17ヶ月、クリアアライナーのステップ数:18回
治療前

治療後

■ アソアライナーって?

アソアライナーは、透明で薄く審美的に優れた装置です。そのため、ブラケットやワイヤーによる治療には抵抗を感じて矯正治療に踏み切れなかった患者でも安心して治療を受けていただけます。
また 取り外しが可能なので、治療中でもいつでもアソアライナーを口の中から取り外すことができます。
また 取り外しが可能なので、治療中でもいつでもアソアライナーを口の中から取り外すことができます。

アソアライナーの作用は、材料の弾性を利用し、必要な矯正力を必要な部位に加えることで歯を移動させる仕組みです。アソアライナーの場合には、通常3~4週間に1度の間隔で歯型を取り、その都度、模型を作製します。
そして同一の模型から厚さ0.5mm~0.75mmのラミネート板を用いて複数のマウスピースを作製し、順次、使用していただきます〔ソフト→(ミディアム→)ハード〕。
厚さの違いを利用してマウスピースから発現される矯正力をコントロールすることができるので、治療中の疼痛を軽減させることが可能です。また、歯冠のみならず歯肉部分も一部覆う構造となっているため、審美的にも優れ、かつ矯正力が効果的に作用し歯の移動が効率的におこなわれることになります。
そして同一の模型から厚さ0.5mm~0.75mmのラミネート板を用いて複数のマウスピースを作製し、順次、使用していただきます〔ソフト→(ミディアム→)ハード〕。
厚さの違いを利用してマウスピースから発現される矯正力をコントロールすることができるので、治療中の疼痛を軽減させることが可能です。また、歯冠のみならず歯肉部分も一部覆う構造となっているため、審美的にも優れ、かつ矯正力が効果的に作用し歯の移動が効率的におこなわれることになります。
■ 治療の流れ
- ① 相談
まずはご相談ください。※初診料800円程度かかります。 - ② 診査・診断
お口の中の状態を診せていただき、ご希望をお聞きした上で治療計画をご提案します。 - ③ 治療開始
※矯正治療前に、必要に応じてクリーニング、虫歯の治療が必要な場合があります。
- ① 型取り
⇒まず歯型を採ります。 - ② 石膏模型作成
⇒その歯型から石膏模型を作り、矯正する箇所を移動して、歯を動かす方向を決めます。 - ③ マウスピース作成
⇒食事と歯みがきの際に装置が取り外しできることで、装置に食べカスがたまりにくく、歯もすみずみまで磨いていただけますので、お口の中の衛生が保てます。運動する時だけ外すこともできます。 - ④ マウスピース装着
⇒1日のうちの出来るだけ長い時間その透明なマウスピースをお口の中に入れて、生活してください。 - ⑤ 定期診断と修正
⇒定期的な診断により、修正を行なっていきます。(2~5を繰り返す、3~4週間に1度マウスピースを交換していきます。) - ② 継続によって矯正
⇒続けることにより歯型と同じように歯が動いていきます。
矯正期間は、通常の針金などの矯正装置を使った場合より多少長くなりますが、針金による不快感や見た目の悪さなどは回避できます。