常温の水は身体に優しい
久しぶりの院長ブログです。なかなかいいネタが思いつかず更新できずにいましたが、少しずつ復活しますのでよろしくお願いします。
ここ数年よく言われているのが、冷たい水は身体を冷やすため常温の水がいいということ。コンビニやスーパーなどでも常温の飲み物を売っているところが多くなりました。常温の水は身体にやさしいのです。ざっと水温の特性を記すと、
▽冷水(5〜15℃)運動した直後に飲むと吸収が早くなるので効果的。熱くなった身体を冷やす意味でも良いでしょう。また、冷水が胃壁を刺激して便通が良くなったり、交感神経への切り替えを促して目覚めが良くなったりするという効果もあります。
▽常温の水(20〜35℃)ぬるい、蛇口から出てくる水の温度です。この温度は胃腸への負担が少ないことが一番のメリット。冷水に比べると吸収の速さは劣りますが、日常的に飲む水として好適だと言えます。健康のために毎日飲む水の量は1〜1.5リットルと言われますが冷水や温水でこれだけの水を毎日飲むのはかなりたいへんですよね。
▽温かい水(60〜80℃)胃腸への負担がもっとも少ない半面、吸収速度も遅くなります。しかし身体を温めることができるため、冷え性が気になる方や就寝前の1杯に最適です。
恒常性でみるとヒトの免疫機能は、体温が1℃下がっただけで大きくダウンします。冷たい飲み物を飲んで身体が冷えると免疫機能も低下します。その結果、ウイルスや菌、老化を促進する物質を排除する能力が落ち、身体がダメージを受けやすくなります。免疫力をキープするためにも、常温の水を普段から取り入れるのがいいですね。
[水の健康効果]
1)痩せ体質をつくる
常温の水を飲むと、体の中から温まり、代謝がアップします。また水を飲むことで、筋肉にしっかりと血液が送り込まれ、効率よく筋肉量が増えます。筋肉量が増えると基礎代謝量も増え、痩せ体質になります。
2)血液をさらさらにする
血液がドロドロしている状態は脂肪などが血液中に大量に存在し、スムーズに流れない状態です。血液は酸素を運搬しているので、血液の流れが悪くなると細胞に酸素がいかず、免疫力の低下、脳や内臓の機能の低下などを引き起こします。脳梗塞や心筋梗塞をも引き起こしやすくなります。水を飲むとトイレに行く回数が増えるので老廃物が排泄され、血液もサラサラになります。
3)食べ過ぎない(食事量をコントロールできる)
食事をしながら水分を取り入れるので、食べるペースがゆっくりになり、満腹感も得られるので、食べ過ぎを防げます。早食いは満腹感を感じにくいため、食べる量が多くなってしまいます。
4)肌に潤いを保つ
肌は表面から水分を補給しても中まで届きません。肌の中まで水分を補うためには水を飲むことです。またシミやしわ、くすみなども水を補うことで細胞の中の老廃物や毒素が排出され、細胞に必要な栄養素が補えるので古い細胞から新しい細胞へと変わり、肌の新陳代謝が改善されます。